黒からの脱却

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 しばらく前からだが、いったい何を着たらいいんだろう、と悩むようになった。若いころから、面倒なので黒いシンプルな服ばかり買って着る傾向があった。親に会うたびに必ず「明るい色の服を着れて」と言われてへんな服を薦められ、夏場たまたま白を着て会った妹の夫には「今日お姉さん黒い服を着ていなかった」というトピックの一つとして語られ、同居している家族には「可愛い格好をしたらいいのに」と10年以上言われ続けてきた。
 その一番最後の「可愛い格好」だけれど、雑誌等を見せて「これは可愛いのか?」「これはどうだ」などと調査し家族の「可愛いの概念」の傾向を分析すると、「裾が広がっている短めのスカート」「清楚な感じ」「ラインが入っている」等の特徴があった。80年代のハマトラとか、大学時代にお嬢様大学の人たちが着用していた服装に対して、何かあるのかもしれない。つうか、そういう格好をしている40代ってのは痛くないのか?
 正直、黒に若干疲れているところがある。暫くまた少し迷走し、結局整理して黒い服しか残らない、っていうループにまた入りそうな気がする。