日誌

　いわゆる佐藤藍子風に書くなら、「前から破たんすると思っていました」なのだった。ちょっとコケると駄目になるんだろうな、という気はしていたけれど、ついにその時が来たかと思った。
　私は結局トータルで何年くらいお世話になって、いくらくらい払ったかあまり覚えていない。ここ に書いたのも実はNOVAなのだけれど、その横浜時代、奈良の小西さくら商店街時代から駅前ビルに移転して何年か通わせてもらった。レッスン自体は楽しかったし、かなり「おしゃべり能力」は上がったと思う。VOICEもよくいかせてもらった。
　先生もピンからキリまでだったけれど、確かに、担任制でなくてネイティブが教えるっていうシステムはそれなりによかった。いろんな国のいろんな性格の先生がいて、心から尊敬できる知的な人格者もいれば、知的な会話を全くせず、作り話ばかりしている人もいた。それはそれで面白いし、英会話ってそういう相手に合わせる力も必要なのだろうし。
　でも、先生はともかく、どうしてもスタッフと会社自体は最後まで信じられなかった。新しくチケットを売らないとどうにもならない会社の仕組みや売り方に反感を感じていたから、最後に「更新しません。使い切ったら終わりです」ときっぱり言えた時は、気持ちが良かった。
　あの時やめていたから被害者にはならなかったのだろうけど、楽しかった思い出もいっぱいあるんだけどな。