会社で模様替えをすることになり、私の席も大移動するので、古い書類を処分した。今の会社で仕事を始めたのが平成13年の8月。今年の3月で退職する。結構長いパート生活だった。小さい会社で技術者もあまりいないから、さまざまなことを任せてもらった。いろんな意味で勉強になった。
短時間しか仕事ができず突然休まざるを得ないことがあるけれど、できるだけ面白い仕事をしたいと思っていた私と、人件費を極力抑えたいという会社側とで、利害関係が一致していた。ただ、私がそんな働き方をし続けていたことは、結局会社の上の人たちに「技術に金をかけない」という考え方を定着させる結果を生んでしまったような気がする。今一緒に仕事をしている、他ではあまり出会わないような若い善人たちは、いつかちゃんと仕事に見合った報酬を得ることができるのだろうか。老後、幸せに暮らせるだけのたくわえを得ることができるのだろうか。
なんだか切なくなるけれど、私にはどうすることもできない。きっと、闘って行ってくれるだろうと信じるのみだ。
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