返却期限が来たため奈良市立図書館へ。家族に同行を拒否されたため、ひとりで出かけた。県庁前のバス停で降りて、興福寺五重塔の前を通り、猿沢池横を通り抜けて図書館へ行くいつものコース。観光客が写真を撮る中を通り抜ける。来た当初ほどの新鮮さはなくて、今となってはあるのがあたりまえという生活環境だ。
家族の分も返却して身軽になり、ついまた借りてしまった。図書館で借りるのは、自分じゃ絶対買わない、多分読み返さないが、興味のある本。今回は生活本4冊とアフォーダンスの本の計5冊を借りた。多分、生活本4冊はすぐ読み終わるに違いない。
帰りのバスの中、その中の平松洋子「おいしいごはんのためならば」を読んだ。この人の本は初めてだと思う。私はこのジャンルのいろんな人の区別がついていない。この人は生活、というよりは「食の専門家」か?この本を見た感じでは、表現力があるけどやっぱりなんともいえない、この手の「エッセー」独特のノリがある。落ち着いている文章はいいのだけれど、調味料シリーズにあるようなユーモアという類の装飾についていけないところもある。
でも、「おいしいごはんのためならば」なんて、こだわりに満ち溢れて楽しそうに語っている人を見ているのは、凄く気楽だ。ご飯を作れるってのを楽しいことと、自分を洗脳するのに効果的。
コメント