日誌

　奈良へ戻ってきて少しほっとした。横浜の親戚の家は基本的に気が抜けないし、実家はどうしても正月でみんな集まってきている、という「非日常」で、ただぼんやりしたりとか、生活したりとかができる雰囲気ではない。私はだらしない怠け者のように過ごしていた。働き者ではないし家事は嫌いな方だけれども、そういうことをきちんとしていないと、自分の中で毒素のようなものがたまっていってしまうような気がした。
　奈良に帰ってきたら、土鍋でご飯を炊くのと、三条のサティ近くの地場産センターで買った「焼け・こげっ子」でステンレスの鍋の外側のこげ落としをするのを楽しみにしていた。土鍋は説明書通りに炊いたら美味しく炊けた。意外と簡単なので、しばらく炊飯器を使わずこれで炊いてみよう。
　そして、丸福油脂工業の「焼け・こげっ子」。今まで色んなステンレス磨きを試してどうしても細かい焦げが取れなかった鍋たちが、ピカピカになった。今のところ最強だ。
　なんだか、とても幸福。