筆順どころちゃうで

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 小学生に筆順を聞かれた。最近字を書かないので、改めて聞かれるとわからなくなる。「書」の上の中心の縦棒は何番目か、というのだが、4か6か自信が無い。丁寧に書くと4番目になって、急いで書くと6番目になった。
 かなり昔、ペン字検定の2級の試験を受けた。そのとき、それまでさほど深く考えていなかった筆順の重要さを知った。筆順が違うと、字を崩したときの状態が全く変わってしまうのはもちろんのこと、楷書で書いたとしても微妙なゆがみがでてしまう。悪筆ってのは、筆順の狂いが大きいんだろうな、とそのとき思った。
 最近字を書かなくなって、上手いとか下手とか、筆順がどうこうしたというレベルでない、おかしな書き間違いをするようになってきた。書いてみてはじめて間違いに気づく。昔はイメージすると、連動して手が動いて正しい文字を書いていたはずなのに。どの部分の能力の衰えなんだろう。昔、親の変な書き間違いを見て「イタタ」と思っていたけれど、もう全く笑えない。恥をかかないためには、キーボードで打ってお手本作ってから手書きをしないと。
 ちなみに、「書」の縦棒は、6番目、が正しいようだ。