家族(小学生)が学校の図書室で「ヤンボウ・ニンボウ・トンボウ」1、2を借り、3が借りられなかったということで、市立図書館の蔵書検索をした。家族いわく3までしかないはずだ、というのだが、市立図書館には10まである。
市立図書館へ行くのは久しぶりだ。それほど近いわけではないが、行き始めると、返却して借りてのループに入ってしまい、延々と2週に一度通い続けてしまう。そして、やはりあるときふと疲れて一切行かなくなってしまう。
でも、最近はバスの中でもポッドキャストばかりで全く本を読まなくなり、脳の一部が停止している感じがしてきていたから、「ヤンボウ」を借りるついでに自分も借りてリハビリをしなくては、と思っていた。
行って児童書を見てみると、家族が小学校から借りてきていたのは昔の「全3巻」だったころのバージョンだったようだ。1980年版。最近のものは、文字が大きく薄くなり、全10巻ほどに分けられているようだ。中の文章が全く同じなのかどうかは未確認。家族は「これじゃない」という。確かに、全然雰囲気が違う。昔の本は厚くて字が小さくて、どこか素朴だが、最近のバージョンは「ゾロリ」とか「まじょこ」とかに近い。結局、お姉さんに頼んで閉架書庫から古い本を出してきてもらった。
以前、家族が2を借りていた時、「面白いから絶対読んどいてや」と言われて、渡された。しぶしぶ話をあわすために読んだが、2から読んでも何だかよくわからず、思いっきり、できもしない「速読」をした。翌日早速、どうだった?と聞かれ、覚えているところだけでコメントするうちぼろが出て、「ちゃんと読んでへんやん!」と叱られた。そんな風に「すいせん」してきた本はこれだけだし、いつもなら遠いから行きたくないと渋る図書館へ自ら進んで行こうと言ったし。相当魅力があるらしい。今度また薦められたら、今度こそちゃんと読むか。
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