日誌

　その場1回限りなら、意外と人に喜んでもらえるどうでもいい話、というものが一つだけある。それは、「遠い親戚がある有名人」という話。（その有名人で検索したファンに訪問されても情報がないので、あえて名前は書かないけど）
　全く血縁関係も無いし、遠さが半端無い。具体的に言うと、「私の父親の妹の旦那さんのおばあさんの妹のマゴ」らしい。簡単に言ってしまえば、「義理のおじさんがハトコ」ってだけだけど。こう言ってしまうと、かなりつまんないな。
　この話は、関係を噛まないでさらっと言うこと、と、自分からいきなり言い出さないで、話しても不自然でない状況で言うこと、という二点は心がけている。近い親戚なら自慢になるけれど、遠ければ遠いほど、「ネタ」側に話が傾いていくはずだ、とも思っている。ネタである限り、関係は長ければ長いほどいいはずなので、私の家族にも、もう一つ自分と私の関係を足して使ってみろと薦めている。
　だが、やっぱり、どうでもよすぎて覚えられないらしい。