日誌

　一昨日あんなことを書いていたら、来年関東へ行くことは消えてしまった。しばらく、奈良で暮らし続けることになりそうだ。
　奈良は好きだけれども、「いつまでここにいるのかわからない」という状態は本当は苦痛だ。最初は数年で離れると予想していて以前の職場に繋がりを持ち続けておこうと思っていたけれど、もう奈良へ来て8年にもなろうとしている。
　奈良ではパートという身分で短縮勤務で働き続けているが、それがどんな仕事内容であろうと、対外的にはパートタイマーなんてまとも働いていると認知されないのだな、ということを人の言葉で感じる。多分今の仕事を何年続けても、個人的にスキルアップしたとしても、だ。短縮で働くことによってお金は得られていないけど、なによりも苦手な家事を、時間をかけることで旨く回っている現状がある、というのは否めない。更に、勤務時間を延ばすほど現在の職場は忙しくないんだよな。
　ここには昔の知り合いなどが一人もいないから、自分に甘アマでだらだら生きている現状を見て叱ってくれる人もいない。関東に戻ったら、なんだか自分に厳しい知人たちに、引かれそうだ。