小四女児が、せっせとシールを240枚貯めて「サウンドポケットプレーヤー」を手に入れた。携帯用音楽プレーヤーのおもちゃで、音楽をLINE録音にて最大16分間録音できます、ってやつだ。低音質にして16分で、LINE録音ってところが「おもちゃ」と呼べるところだけど、本人はとてもうれしそうにいろいろ録音している。
どんな音楽が好きなのかは若干気になり観察していたが、最初のうちは、テレビの歌番組から手当たり次第に入れては消し、入れては消ししていた。最大16分。ものすごく厳選しないとおっつかない容量だ。すごく録音したがっているので探してあげて、やっと録れた曲だろうがなんだろうが、すぐ上書きする。新しい曲の方が魅力的なようだ。
私自身がエアチェックを始めたのは何歳の時だったかよく覚えていないけれど、小学四年生のころはまだラジカセなんて持っていなかったのは確かだ。テレビの音をとったのももう少しあと。でも録音を始めたばかりのころは、確かに一本のテープがダメになるまで上書きを繰り返すばかりで、保存しておこう、なんてあまり思わなかったかもしれない。
でも一曲に対する重みってのは、今とは比べ物にならないな。
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