この夏の実家での体験以来、「物を捨てずにとっておく意味」ということを以前より深く考えるようになった。年賀状は、昭和50年代つまり小学生のころから残してあった。やっぱり簡単に捨てられなくて、全部とりあえずスキャンしてから、処分した。私に年賀状をくれた人は、子供のころ書いたものをこんな風に電子化されて取っておかれてしまって、気の毒といえば気の毒という気もする。うっかりファイルを流出させないようにきちんと管理しないと。
そのほかにも大学のサークルの名簿やらいろんな冊子をスキャンした。今までなくても全く困らなかった代物だけど、念のため、といってスキャンしている。必要なのかどうかはわからない。忘れたくないことをスキャンして、忘れてもいいことをスキャンしない、のだとすると、私はこのサークルの人たちの名前を忘れてしまうのが怖いんだろうか。ものすごく付き合いが悪い愛想のない部員だったんだけどな。それにしても、もっと楽しい学生時代を送れなかったんだろうか私は。
そんなこんなでScanSnapを酷使していたら、裏面の読み取りの縦筋がどうしても消えなくなってしまった。内側にゴミでも入り込んでしまったのだろうか。たいていの素材は、別に縦筋があっても全く問題がないようなものだからいいんだけど。
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