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 駅付近で自民党候補が演説をしていて、聞いたことのある名前の女性県議や男性県議が応援演説をしていた。静止画でしか見たことない人たちだけど、こんな声だったんだなあ。
 選挙演説って全部同じように聞こえる。ある作法で「説得力」という装飾がついていて、ちょっと聞いただけでは結局わからないことが多い。手短に3行くらいで済みそうなことを伸ばしたり繰り返したり飾ったりで、どこから聞いても「わかった気」にさせればいい、そんな感じのもの。
 選挙前は、家のポストにいろんな紙が入れられる。今回一番感じが悪かったのが、ある候補のスキャンダルが載った週刊誌のコピーが、そのままポスティングされてたやつ。対抗候補の関係者がそういうことをするんだろうけど、著作権的なモラルのなさと、露骨なえげつなさを感じてすごく嫌な気持になった。
 奈良に来てから特に思うのだけれど、選挙がどろっとしている。選挙というより政治がどろっとしているのか。誰でもいいから、「この人は間違いなく善人だ!」と判断のつくような候補っていないんだろうか。