革の鞄

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 鞄はなんとなくいつも革製品を選んでいる。11年前買ったコーチの茶色い革のバッグはかなり革部分が擦り切れたり傷が入ったりしている。その後買ったやっぱりコーチの黒のミニショルダーは金具が壊れて2度ほど修理に出している。トラディショナルなダサさと革の丈夫さが好きだった。今のコーチはだいぶ雰囲気が違う。
 その二つのバッグで足りているといえば足りていたが、その黒革ミニショルダーの修理中に革鞄をいろいろ物色し、検討した結果、土屋鞄製造所で「オルターナ・スクエアショルダー」を買った。それ以来、革製品はそこで買うことが多くなった。
 オルターナシリーズは既に製造終了している。私はかなり雑なため、革製品をすぐ酷く傷だらけにしてしまう。でもそのシリーズの製法は傷が入りにくいのか、かなり乱暴に使っているのに革が傷まないのがいい。しかし、乱暴な使用はステッチ部分にほつれとして現われてきた。自分で直すべきか悩んだ末、一応サービスセンターに連絡をした。元払いで送れば無料修理してもらえそうな感じ。早速発送。
 そして、今日到着のメールをもらった。メールには、とてもきれいな艶感が出ており、ご愛用いただいているご様子がうかがえまして職人もとても喜んでおります、とあった。ヨイショだとしても、ちょっと嬉しい。私も単純だ。
 修理中なので、今はコーチの茶革鞄を再度酷使中。そして昔のコーチを懐かしく思い出すのだった。