親戚の家の近くのデパートが全館専門店街のように改装していた。親戚の人たちは、もう殆ど買う物が無い、という評価。行ってみると、確かに若い人にしか関心をもたれなさそうだ。親戚の人たちの唯一のお勧めは、その中に新しく入った駄菓子屋「夢や」。小学生の家族に300円あげるから好きなだけ買えと言っていた。
駄菓子屋で300円、なんて言ったら私の感覚では多すぎるのだが、行ってみると結構高い。装飾等はレトロなムードだけれども、レゲエが流れたりしていて、おしゃれな感じもしないでもない。さすがデパートの中の駄菓子屋。奈良で普通に10円握らせてガム買わせてる、昔ながらの駄菓子屋とわけが違う。小学生が「ここの店高いで!チョコバットが100円やで!」と叫んでいたのでいくらなんでもそれはあるまいと見てみると、隣のお菓子の値段表示を読んでいたようだ。とにかく、100円程度のお菓子と10円20円の駄菓子が混在しており、子供らはわけがわからず高いものも買ってしまうような、そんな仕組み。ちなみに、袋に入って300円程度のお菓子も混在している。こんなところに本当に10円しか持たずに来る子供もいないだろうし、結局大人が支払いをするからこういう優しくないつくりでいいんだろう。値段表示も10円でなくて「10.5円」。20円でなくて「21円」。内税表記、だ。
そういえば、つい最近まで奈良の駄菓子屋で売っていて突如消えた、マルカワの4粒入りオレンジガム(10円)。それが、6粒入りの横長箱になり、20円(21円)で売られていた。衝撃的な値上げだ。奈良の駄菓子屋でもそのうち20円版が売られるのだろうか。一旦消えたのは、昨日まで10円だったものが20円になるというショックを、子供に与えないためだろうか。
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